発達障害児の数は
統計を見ても、すごい勢いで増えています
文部科学省の調査によると
普通学級に2人の発達障害の子供がいると言います
ここに支援学級の子供は含まれていません
発達障害児が増えている現状
下の図でも分かる通り、児童の数は減っているのに
支援を必要とする子は増えているのです
この流れの中で、義務教育とされる小中学校では
特別支援学級の数を増やしています
在籍する児童数は約10年の間に2倍以上になりました
通級による指導を受けている児童の数も
右肩上がりで増えています
通級とは、普通学級に在籍をしながら
苦手な科目を少人数制で行う授業に参加する教室です
放課後に行うのではありません
通常の授業の時間に通級の教室に行きます
発達障害児が増える原因は?
発達障害児が増えている理由として
1 認識が広まり、相談する施設が増えたため、診断される機会が多い
2 遺伝
3 妊娠、出産時のトラブル
4 環境の悪化など(空気、水、食べ物)
などがあげられますが
1以外は、因果関係は解明されていません
自分が発達障害だと知らされないまま
高校や大学まで卒業し
大人になって分かったという人も少なくありません
発達障害は治せる?期待できる治療法が!
研究段階ではありますが、
神経発達障害群の原因分子を発見し、
染色体重複で発症する神経発達障害の機序を解明した
と、発表されました
この研究によると
注意欠如・多動症(AD/HD)や知的能力障害、自閉スペクトラム症等は
特定の染色体部位の重複が原因なので
この原因分子をターゲットとして治療が可能になるという
これからの時代は、
発達障害も治療できる病気の一つということになるのだろう
本当にすごい発見で、私も期待しています