私の人生を変えた３度の転機。２つ目の転機
精神病を患う先輩からいじめられた私が
退職することに至ったのが１度目の転機でした。
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退職してすぐに、失業保険がもらえる
ということで職業訓練に通いました。
そこで、新たな出会いがありました。
今でも交流のある仲間です。
たった３ヶ月の職業訓練でしたが
学生の頃の様に、よく勉強しました。
資格も３つほど取りました。
会社でいじめられた私にとって
仲間や先生に恵まれ、本当に心穏やかに過ごしました。
翌年、２社目の会社に入社し、
新たなスタートを切りました。
１社目で相当鍛えられた私は、
２社目の会社では、ごくごく平凡なOL生活を送りました。
この間に、主人とも結婚し、子供も生まれました。
入社して、１０年以上の時が流れると
ついに２回目の転機がやってきます！
一難去ってまた一難
思いがけない提案
夕食を食べていたある夜、
主人が、「転職したいんだけど…」と口にしたのです。
それも、業界が全く違う分野に…
きっかけは、ある人からの提案でした。
とある田舎の町で、
後継者のいない人の土地を使って
農業をやらないか？と…
私は、主人からその話を聞いた時
まさか、会社を辞めてまで行かないだろう
と高を括っていました。
主人も最初は、迷っていました。
その頃、不景気の影響でボーナスが
減らされたこともあり、
不満を感じていたのでしょう。
少しずつ前向きに検討し出したのです。
最終的に、主人から
定年したら、田舎に移住しようと思っていたことや、
いずれやりたいと思っていたことの
時期が早まったと思って欲しいと言われ
家族全員、引っ越しをする決断をしました。
先方からは、とても良い条件をいただきました。
住む家は格安で用意してもらえ、
今ある農機具などは、全て自由に使っていいと。
話は、どんどん進んで行きました。
もう断るという選択肢はありませんでした。
１０年以上も働いた会社を辞めると決めた私。
たくさんの人から、励ましの声を掛けてもらいました。
１０年もいると、本当に色々なことがありました。
１社目でいじめられた経験もあり、
社内で会社を辞めようかと悩む同僚の
悩みをよく聞いてあげました。
大したアドバイスなんてできませんでしたが、
「いてくれて良かった」と言われた時は
逆に自分の存在価値を認めてもらえた様で
心が暖められました。
そうやって一緒に頑張ってきた同僚よりも、
まさか私が先に退職するとは…
人生って、何が起こるか分からないものです。
こうして、主人と私は新たな土地での生活を夢見て
会社に退職願を出しました。
それから、３ヶ月後、
ついに引っ越しの日がやってきました。
私たち家族は、これから起こる災いも知らず
新たな土地へ引っ越して行ったのです。
新たな土地で…
引っ越して、最初の１ヶ月は
まさに田舎のスローライフでした。
太陽が昇って沈んでいくのが、
こんなに美しいとは…
自然の豊かさをしみじみ感じる日々でした。
子供も、泥遊びなどやったことの無い遊びに夢中で
とても楽しそうでした。
しかし、平穏な生活は長くは続きませんでした。
先方からまた新たな提案がされました。
”空いている土地を買って、
もっと手広くやった方がいい”
”助成金をもらったり、お金を借りてでも
土地を買ってやってみろ”と。
エッ？？
お金を借りる？
私たち夫婦は耳を疑いました。
主人は、農業だけで生計を立てていくとは考えておらず、
別の事業も視野に入れていました。
せっかくお金を借りるなら、
自分のやりたいことに投資したいと思っていたのです。
先方は、自分の言うことをすんなり受け入れないためか、
機嫌が悪くなり始めました。
教えてもらうはずの作業も
なんだかんだと理由をつけて
教えてもらえなくなりました。
ついには、声すら掛けてもらえなくなったのです。
人間関係と言うのは、
一旦破綻すると、修復に時間がかかります。
田舎の町だったので、
助けを求める人もいませんでした。
私は、こんなことなら引っ越しなんてしなければ良かった
と主人を責めてしまいました。
そして、主人はご飯が食べられないほど落ち込み
軽いうつ状態になりかけていました。
何日も、家から出ない日が続きました。
そんなある日、先方から話があると言われ
「できないなら、別の人にお願いする」
と言われ、見事に解任されたのです。
オラ、こんな村いやだぁ〜
それからの主人は、急に動き始めました。
新たな就職をするためです。
今思えば、あの田舎町から出ることしか
頭になかったのでしょう。
引っ越ししなければ通えないほど遠い会社に
就職を決めました。
さらばだ〜 (*´Д｀)ﾉ
結果オーライ ヾ(*′▽`*)ﾉ
人生と言うのは、分岐点がいくつもあります。
ちょっと道を見誤ると、大変遠回りすることになります。
でも、この遠回りのおかげで気づくことも
たくさんあるんですよ。
失敗はしちゃいましたが、
潰しがきく年齢でチャレンジできたことは
良かったのでは？
と、笑って話しています。
とは言っても、主人としては、
まだ夢をあきらめたわけではありません。
いずれ、再挑戦するための準備をしている様です。
今度は、自分の力だけでやると言っています…
３つ目の転機はこちらからヾ(￣◇￣)ノ