心理療法の効果

マロンくんは、臨床心理士の心理療法を受けています

2年ほど続けたところ

人との関わり方が上手になってきました

心理療法と言っても

一緒に先生が訓練がてら遊ぶのがメインで

おもちゃを使って一緒に遊ぶだけです

側から見ていると誰にでもできそうです

しかし、この遊びの中にも

色々な意図があって、

マロンくんの自信を持たせるように

成功体験を積み重ねてくれます

やはり、先生という存在にやってもらえるからこそ

効果があるのだと思います

習い事と一緒で、プロがやった方が

マロンくんも素直に指示に従ってくれます

マロンくんも、たくさん褒めてもらって

終わった後は、ニコニコで戻ってきます

親に褒められるのではなく、第三者の人に褒められる機会も

大切だと考えます。

こうして、褒められたり、成功体験をたくさん積むことで

自己肯定感を高められていきます

一時、いつも一番でなければ気が済まない時もありました

「一番になりたかったね」と気持ちを汲みながら

「頑張ったね」「偉かったよ」と肯定する言葉をかけてあげました

そんな時を経て、自分ができないことを把握しつつ

できないことにも諦めずに取り組めるようになりました

できない時に、できないと諦めるのではなく

できるまで頑張ろうとする気持ちが大切です

この「頑張ろう」は、頑張った結果の喜びを知っているからこそ

頑張れるのだと思います。

映画の「チア・ダン」のセリフの中に

「頂点にたった人にしか見れない景色がある」

と言う、言葉がありました

2番ではなく1番にしか見られない景色

マロンくんが、小さな集団でもいいから

1番になれる何かを見つけて、

得意分野をどんどん伸ばしていけたらと思います

小さな頂点でも、自分がまだ超えていない問題に

素直にチャレンジできるという心は

小さな成功の積み重ねで生まれるのだと思います

褒めて褒めて、愛されている存在であること

生きている存在価値をちゃんと認識させてあげれば

素直に頑張れる心を持ってくれるのかなと思います

まだまだ、普通の年長児に比べるとできないことも沢山あります

例えば、お箸

今のところ、連結具が付いているお箸でなければ

上手に食べ物を挟むことができません

でも、全然焦っていません

できることからコツコツとをモットーに、

フォークやスプーンも併用しながら

手首や指の動きがスムーズになったら

連結具を止めていこうかなぁくらいの気持ちです

わざわざ、マロンくんが自信を失うことをする

意味はないと考えています

一歩ずつ、マロンくんなりに前進してくれることを願っています

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