発達障害と診断された時の気持ち

あれは

息子が3歳になったばかりのことです。

医師からの診断は

心の準備も何もないまま

告げられました

数値で言うと

精神遅滞

つまり、軽度知的障害ですね

信じたくない気持ちでいっぱいでした

きっと、同じ思いを経験した

母親だったら分かってくれるでしょう

私の気持ちが・・・

どうして私の子が?

ちょっと成長がゆっくりなだけじゃないの?

数年もすれば、普通になるんじゃないの?

そんな望みは

一蹴するかのように

療育の話や手当の説明を受け

私の中で

現実だと強く思い知らされました

思えば、妊娠している時は

幸せな気持ちでいっぱいで

まさか自分の子供が障害児なんて

想像すらしませんでした

五体満足で

健康に生まれてくれさえすれば

それだけでいいと

時が経つと

欲張りになるものです

こうなって欲しいな

ああなって欲しいな

健康だけを願っていたことを

すっかり忘れていました

輝かしい未来ばかりを

想像して子育てしていた自分

なんで発達の遅れに

もっと早く気づかなかったんだろう

心当たりは色々ありましたが

発達障害の知識ゼロの私は

個人差くらいにしか

考えていなかったのです

診断を受けて3日間は

何も手につけられないほど

落ち込みました

しかし

母親と言うのは強いものです

悩んでも変わらないと分かると

これからのことを考え始めました

療育を受けるために

支援してくれる施設を

パソコンで調べ

手当たり次第電話をしました

すぐに受けられる療育施設は

ありませんでしたが

たまたま新設されたばかりで

ホームページも無い

療育施設の存在を知り

連絡をとったところ

親子で参加する療育に入れることになりました

入園するはずの幼稚園にも連絡しました

素直に言わなければ

入園できたかもしれません

でも、預けるからには

理解してくれる園でなければ

子供にとって良くないだろうと

幼稚園も変更しました

こうして

幼稚園入園前から

療育を受けられることになり

私の発達障害児の育児が

スタートしたのです

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